Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サイバートラスト、「セキュアIoTプラットフォーム」事業を強化 - ラックとの資本提携も

20171024_ct_001.jpg
サイバートラスト代表取締役社長の阿多親市氏

サイバートラストは、「セキュアIoTプラットフォーム」の事業強化に向けて、ラックおよびユビキタスと提携した。

「セキュアIoTプラットフォーム」は、従来の認証事業にくわえ、10月1日に合併したミラクル・リナックスの組込技術などを活用。

公開鍵基盤によるなりすましの防止や、通信の暗号化、改ざんの防止などのシステム基盤を提供するほか、IoT機器における半導体の設計段階から廃棄処分までを見据えたライフサイクルについて、コンサルティングサービスを展開する。

エコシステムの構築を目指しており、国内外のパートナー10社との協業などを通じて展開を加速させる。

20171024_ct_002.jpg
パートナー10社が一堂に会した事業戦略発表会の様子

そのなかの1社であるラックとは、IoTセキュリティの事業推進を目的に資本および技術面で提携。

ラックが同社株式の6.34%を取得するとともに、ラック常務執行役員の齋藤理氏が同社の取締役に就任した。

またIoT機器向け脆弱性診断サービスの提供に向けて、ソフトウェア開発分野でノウハウを持つユビキタスと協業。従来の通信における脆弱性や、認証メカニズムの脆弱性診断にくわえ、ファームウェアやハードウェアにも対応した診断サービスを2018年春に展開したい考え。

(Security NEXT - 2017/10/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

JSSEC、3月に「セキュリティフォーラム2024」開催 - 「生成AI」などテーマに
「メタバースセキュリティガイドライン」の第2版が公開
11月15日より「EdgeTech+ 2023」を開催 - セキュリティ関連の出展も
狭き門を突破した講演並ぶ「CODE BLUE」が開催中
セキュリティ診断に探索的テストを組みあわせた「IoT機器診断サービス」
処理水放出口実にサイバー攻撃か - 脆弱性攻撃を扇動する動きも
IoTセキュリティの規制動向など共同研究 - PwCと情セ大
スマート工場のセキュリティ対策事例 - IPAが調査報告書
「情報セキュリティ白書2023」を7月25日に発売 - PDF版も公開予定
「セキュキャン全国大会2023」、合宿形式で8月に開催