CrowdStrikeのWindows向け「Falconセンサー」に複数脆弱性
CrowdStrikeのセキュリティ対策製品「Falcon Sensor for Windows」に複数の脆弱性が確認された。悪用は確認されていないが、OSや同製品の動作に影響を及ぼすおそれもあるとして、早急に更新するよう呼びかけている。
同社が実施したバグバウンティプログラムを通じて2件の脆弱性が判明したもの。悪用されると「EDR」の動作などに影響を及ぼすおそれもある。
具体的には、入力検証の不備でロジックエラーが生じる「CVE-2025-42706」や、「TOCTOU(Time-of-check Time-of-use)」により競合状態が発生する脆弱性「CVE-2025-42701」が確認された。
いずれもコードの実行権限が必要とされるが、悪用することでローカル環境において任意のファイルを削除することが可能。同製品や基盤となるOSの動作に影響を及ぼすおそれがある。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2025-42706」が「6.5」、「CVE-2025-42701」が「5.6」と評価されており、重要度は上から3番目にあたる「中(Medium)」とレーティングされている。いずれも脆弱性の悪用などは確認されていない。
(Security NEXT - 2025/10/09 )
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