Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

学生の個人情報がネット上で閲覧可能な状態に - 名古屋大

名古屋大学は、学生の個人情報含むファイルを教員が誤ってウェブサーバにアップロードしたことから、約3カ月にわたってインターネットよりファイルの内容を閲覧できる状態だったことを明らかにした。

名古屋大学のウェブサイト
名古屋大学のウェブサイト

同大宇宙地球環境研究所の教員が、5月2日に個人情報を含むファイルを誤ってサーバにアップロードしたことから、ファイルの内容をインターネットより参照できる状態となっていたもの。

アップロードしたサーバに関しては、5月30日に問題のファイルを削除したが、キャッシュが検索サイトに残存。7月30日にウェブサーバの管理者がサーバへのアクセス履歴を調査したことから問題へ気が付いた。

閲覧可能な状態となっていたのは、氏名、性別、身分、学修状況など、同大理学部と大学院環境学研究科の学生335人分の個人情報。また2014年度に年代測定総合研究センターが開催した体験学習の参加者および保護者24人分の氏名、性別、連絡先、学校名、学年なども含まれる。

同大では8月1日に検索エンジンへキャッシュの削除を依頼し、翌2日に削除を確認した。流出した個人情報の不正利用に関する報告は確認されていない。同大学では、対象となる学生や関係者に対し、説明と謝罪の書面を送付している。

(Security NEXT - 2016/08/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

個人情報が外部から閲覧可能に、権限変更漏れで - クマ財団
中学校でテスト解答用紙を保護者に誤配信 - 名護市
学生個人情報をスケジュール管理ソフトで教員間に誤共有 - 中京大
e講習受講者情報が閲覧可能に - プレストレストコンクリート工学会
移行時に注文データが異なる個人情報と紐づく不具合 - ambie
アシカ愛称募集で個人情報が閲覧可能に - 南知多ビーチランド
旧保育所に不法侵入、建物内部に個人情報 - 北見市
チラシ案内先からイベント申込者情報が閲覧可能に - 佐賀のDC
健康ポイント参加者宛の案内メールで誤送信 - 鏡野町
個人情報が閲覧可能に、システムメンテ時の不備で - メルセデス・ベンツ日本