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学生個人情報をスケジュール管理ソフトで教員間に誤共有 - 中京大

中京大学は、教職員が利用するスケジュール管理ソフトにおいて、学生の個人情報が全教職員から閲覧できる状態だったことを明らかにした。

同大によれば、2016年12月から2025年6月にかけて、同スケジュール管理ソフトにおいて本来は特定の部門内に限定すべき個人情報を全教職員に共有し、閲覧可能な状態となっていたもの。2025年6月17日に判明した。

対象となるのは、学生支援課に面談の予約を行った学生の個人情報650件。氏名、学籍番号のほか、奨学金受給状況、学籍異動理由といった面談理由など要配慮個人情報が含まれる。

閲覧できたのは教職員のみとしており、外部への流出は確認されていない。

原因については、スケジュール管理ソフトの使い方について誤認しており、個人情報の取り扱いに対する意識についても足りなかったとした。

同大では、個人情報が含まれるスケジュールデータを削除するとともに、アクセス権の設定変更を行っている。

(Security NEXT - 2025/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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