Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

60万以上のサイトで導入済のWordPress用フォームプラグインに脆弱性

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されているプラグイン「Ninja Forms」に、SQLインジェクションの脆弱性が判明した。

同プラグインは、フォーム機能を追加できるソフトウェア。60万以上のサイトに導入されている。脆弱性を確認したSucuriによれば、サイトの登録者など、アカウントの保有者によって、SQLコマンドが実行可能となる脆弱性が存在するという。

アカウント保有者であれば、権限に関係なく脆弱性を悪用することが可能。ユーザー名やハッシュ化されたパスワードにくわえ、特定条件下でハッシュ値のソルト化に用いられるWordPressのシークレットキーを、取得されるおそれがあるとしている。

Sucuriでは、開発者へ脆弱性を報告。開発者は、8月11日にリリースした「同2.9.55.2」で脆弱性を修正。さらに同月16日には、ほかの問題にも対処した「同2.9.56」をリリースしている。Sucuriでは影響を受けるバージョンの利用者へできるだけ速く最新版へアップデートを行うよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/08/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

iOS向けLINEアプリの「金融系モジュール」に脆弱性 - アップデートで修正済み
WP向け操作ログ記録プラグインにSQLi脆弱性 - パッチ未提供
「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性
「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定