Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

6月公開の「Apache Struts 2.3.29」、一部脆弱性の修正が不十分

Apache Software Foundationが、複数の脆弱性を修正、6月に公開した「Apache Struts 2.3.29」において、一部脆弱性への対応が不十分であることがわかった。

「同2.3.29」では、実証コードが公開された「RESTプラグイン」の脆弱性「CVE-2016-4438」をはじめ、あわせて7件の脆弱性に対処。GA(General Availability)版としてリリースしている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同リリースに関して、報告を行った三井物産セキュアディレクションの寺田健氏や、JPCERTコーディネーションセンターが検証したところ、「Getterメソッド」における検証回避の脆弱性「CVE-2016-4433」については、修正が不十分であることが判明したという。

脆弱性を悪用することで任意のコードが実行可能な状態であり、脆弱性の修正に向けて現在、調整が進められているという。

(Security NEXT - 2016/07/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性