Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

マルウェアの基本動作を調査する新サービス - キヤノンITS

キヤノンITソリューションズは、個別にマルウェアの基本的な挙動について解析する「マルウェア解析サービス」を7月1日より提供開始する。

同サービスは、検体の提供を受けたマルウェアの挙動など、基本的な動作を調査。10から20ページほどの報告書を提供するもの。静的解析など含む詳細解析には対応しない。

20160427_ci_001.jpg
サービスイメージ(図:キヤノンITS)

マルウェアの検出名や定義ファイルの情報のほか、解析結果の概要、マルウェアの通信先や通信データ、感染確認手順、復旧方法を記載項目としている。ただし、マルウェアによって提供されない項目もある。

申し込み後に解析が可能か判断した上で受け付ける。報告書の提供は受け付けより2営業日以内を目安としており、2営業日以上必要とする場合は事前に連絡するという。

料金は、1カ月4検体まで対応の月額制サービスが37万8000円。スポット解析が1検体あたり10万8000円。受付時間は平日9時から17時まで。

(Security NEXT - 2016/04/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

警察庁が開発した「Lockbit」復旧ツール、複数被害で回復に成功
「ブラックボックス診断」で問題発見時に静的診断も - Flatt Security
主要ベンダー製品と連携するXDRを7月に提供 - Cisco
ランサムウェア「Conti」亜種に対応した復号ツールを公開 - カスペ
CSIRTの業務支援サービスを開始、フォレンジック調査も - MIND
ランサムウェア「Yanluowang」の復号ツールを提供 - カスペルスキー
クラウド処理を活用、「PAN-OS 10.2 Nebula」をリリース - パロアルト
「Emotet」の感染や個人情報流出調査を無償提供 - SHIFT SECURITY
攻撃者視点で学ぶ「OTシステムハッキング」のトレーニングサービス
個別の脅威調査に応じるチケット制サービス - カスペルスキー