Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

OSS検索システムの脆弱性を狙うサイバー攻撃が発生中

オープンソースの検索システムである「Elasticsearch」の脆弱性に対する攻撃が発生しているとして、警察庁が注意喚起を行っている。

20150316_np_001.jpg
脆弱性攻撃の検知動向(グラフ:警察庁)

問題とされる「CVE-2015-1427」は、リモートから任意のコマンドが実行可能となる脆弱性。2月に判明し、その後実証コードも出回っている。警察庁によれば、同庁の定点観測システムにおいて脆弱性を狙う攻撃を観測しているという。

システムの稼働を探索するだけでなく、実証コードを用いて任意のコマンドを実行しようとする攻撃が発生しており、システムの情報を取得したり、ボットへ感染させようと試行するアクセスを検知している。

同庁では、アップデートを実施するなど脆弱性を解消するよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2015/03/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ITインフラ監視ツール「Pandora FMS」に脆弱性 - アップデートで修正
「Active! mail 6」に「XSS」や「CSRF」脆弱性 - 修正版へ更新を
「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティリリースが公開
ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加