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トレンド、サンドボックスと振舞検知でメール経由の脅威を検知する新製品 - 国産アプリにも対応

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トレンドマイクロは、メール攻撃対策アプライアンス「Deep Discovery Email Inspector」を、8月4日より販売開始する。

同製品は、カスタマイズ可能なサンドボックスや、同社独自の検出エンジンなど複数の技術を組み合わせ、メールの添付ファイルや本文に記載されたURL経由で不正プログラムが侵入することを防止するセキュリティアプライアンス。

日本国内のビジネス環境に配慮し、日本語OSに対応したサンドボックスを用意。国内で利用の多い一太郎などの検証にも対応。ヒューリスティック技術を採用した検知エンジン「Advanced Threat Scan Engine」による解析を行い、従来のパターンマッチングでは検出できない未知の脅威を検出する。

また圧縮ファイルも、解凍したうえで動的および静的な解析を行う。パスワードで保護された添付ファイルも復号し、解析できるとしており、別のメールでパスワードが送信されるケースにも対応する。

またメールに記載されたURLは、ウェブレピュテーション技術やサンドボックスを用いて実際の挙動を確認し、不正を判定する。

価格は、3年保守版が1台291万6000円。5年保守版が1台378万円。ライセンスは、1000ライセンス購入の場合1ライセンスあたり初年度4352円。同社は、今後1年間で6億5000万円の売上を目指し、同サービスを展開していく。

(Security NEXT - 2014/07/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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