Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

パロアルト、「PAN-OS」に新版 - Advanced WildFireなど新機能

パロアルトネットワークスは、同社ファイアウォール製品向けに最新OSとなる「PAN-OS 11.0 Nova」をリリースした。

同ソフトウェアは、同社ファイアウォール製品が実装している「PAN-OS」の最新版で、11月より提供を開始した。昨今の脅威事情を踏まえ、機能の改善や新機能の追加など、50以上の改善を行ったという。

同OSでは、従来よりクラウドベースのサンドボックス機能「WildFire」を提供してきたが、サンドボックスを回避するマルウェアへの対策として、ランタイムメモリ分析などを組み合わせ検知機能の強化を図った「Advanced WildFire」をあらたに提供する。

さらに「Advanced Threat Prevention(ATP)」では、「IPS」を再設計して脆弱性を狙ったインジェクション攻撃の対策機能を搭載。従来のソリューションでは見逃されるおそれがあったインジェクション攻撃の60%以上を検出できるとしている。

またファイアウォールにおける設定ミスや非効率な設定を通知する「Palo Alto Networks AIOps」のほか、「SaaS」における設定ミスを検知する「SaaS Security Posture Management(SSPM)」を用意。「ウェブプロクシ」をサポートしている。

(Security NEXT - 2022/12/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Apache Tomcat」に脆弱性 - 過去の修正が不完全で
LINE公式アカウントで非公開のクーポンが表示される不具合
Zyxel製機器の脆弱性、積極的な悪用も - あらたな脆弱性も判明
WP向け人気プラグイン「Jetpack」に深刻な脆弱性 - 早急に更新を
チャリティランナー宛のメールで誤送信 - 国際協力NGO
読者の提供情報を記者が家族に漏洩 - 神奈川新聞
「エムアイカード」装うフィッシングの報告が増加
住民票などの文書を別事業所へ誤送付 - 全国土木建築国保
利用規約の案内メールで送信ミス、メアド流出 - 秩父市
「OpenSSL」にアップデート - 複数の脆弱性を解消