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Yahoo!メールが送信ドメイン認証技術「DKIM」に対応 - 「なりすまし」の判別可能に

ヤフーは、同社のメールサービス「Yahoo!メール」において、送信元を詐称する「なりすましメール」を防止する送信ドメイン認証技術「DKIM(DomainKeys Identified Mail)」に対応した。

「DKIM」は、送信するメールへ電子署名を付与することで、受信者側で送信元のドメインが正当であるか認証できる技術。メールアドレスの詐称やメール本文の改ざんなどを受信側で検証できる。

「なりすまし」対策に活用するには、送受信双方の対応が必要。今回同社では、受信側として対応。DKIM認証が正しく行われたメールには発信元ドメインを表示し、正しく検証できなかったメールの一部に対して「注意喚起」アイコンを表示し、ユーザーに注意を促す。

また送信側としては、「Yahoo!メール」でユーザーが送信するメールや、同社が送信する案内メールに対してDKIM署名を付与。「yahoo.co.jp」「ybb.ne.jp」「mail.yahoo.co.jp」のなりすまし対策について強化した。

(Security NEXT - 2012/07/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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