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MDISのプライバシーマーク認定が2カ月間停止 - 図書館システムによる個人情報流出で

プライバシーマーク制度の認定指定機関である情報サービス産業協会は、三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)における同マークの付与認定について、2カ月間停止すると発表した。

同社が開発した図書館システムに個人情報が混入し、約3000人分の図書館利用者情報が漏洩した事故を受け、情報サービス産業協会のプライバシーマーク審査会が措置を決定、同制度を運営する日本情報処理開発協会のプライバシーマーク制度委員会が承認したもの。

今回の一時停止措置ついて情報サービス産業協会では、図書館利用者、関連する地方自治体や住民に不安を与えたり、同制度の信頼を傷つけたとし、2011年1月24日から3月23日までの2カ月間、認定を停止する。

措置の期間中、同社ではプライバシーマークを利用できなくなり、是正状況によっては停止期間が延長される場合がある。措置終了後は再びロゴを利用することができる。

(Security NEXT - 2011/01/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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