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マルウェア配布サイトは半減するもスパム割合が9割超 - メッセージラボまとめ

メッセージラボジャパンは、3月に検知したウイルスおよびスパムの状況について取りまとめた。中国を発信源とし、特定の企業を狙った標的型攻撃が目立っているという。

レポートによれば、マルウェアなど悪意あるコンテンツをホストしているサイトは1日あたり1919件検知され、2月の4998件から61.6ポイントの大幅減少となった。

ウイルス添付メールの割合は全流通メールの0.28%で0.05ポイント減、不正サイトへのリンクを含むメールは16.8%で前月比13.7ポイント減少するなど、全体的に減少傾向にあることがわかる。

一方、スパムメールが全流通メールに占める割合は90.7%と9割を超え、2月から1.5ポイント増加している。なかでも、ボットネット「Rustock」によるTLSを使用したスパム送信の増加が目立ったという。3月のTLSを利用したスパム数は全体の約20%で、3月10日には全体の約35%を記録した。

(Security NEXT - 2010/03/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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