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マルウェア配布サイトは半減するもスパム割合が9割超 - メッセージラボまとめ

特定の企業にマルウェアメールを送りつける標的型攻撃のメール発信源については、送信元のメールサーバは米国が36.6%でもっとも多かったが、実際の送信者は28.2%の中国が首位で、次いでルーマニア21.1%、米国13.8%だった。

標的となる職種のトップ5は、「ディレクター」「シニアオフィシャル」「バイスプレジデント」「マネージャ」「エグゼクティブ」だった。

悪用が多いファイル形式は「xls」と「doc」でいずれも15.4%だった。同社がもっとも危険としたのは、圧縮アーカイブ形式の暗号化された「RAR」。0.32%と占める割合は低いが、メールに添付されている場合、96.8%がマルウェア感染ファイルだという。

国内の状況を見ると、スパムの割合は87.5%で、2月よりわずかに増加した。一方、ウイルス感染メールの割合は1063.3通に1通で、2月から大幅な減少を見せている。

(Security NEXT - 2010/03/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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