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「VUNDO-9」が「OTORUN2」を抜いてトップに - トレンドマイクロ調査

トレンドマイクロは、国内のトレンドマイクロのサポートセンターに寄せられたウイルス感染報告や、ウイルストラッキングセンターが1週間に観測したウイルスに関する情報を取りまとめた。

同社がまとめたランキングによれば、国内では「MAL_OTORUN2」が依然トップで、2位も「WORM_DOWNAD.AD」がキープした。一方ワールドワイドでは、「MAL_OTORUN2」が2位へ後退し、前回2位だった「POSSIBLE_VUNDO-9」へトップの座を明け渡した。

「POSSIBLE_VUNDO-9」は、ファイルに不正コードが含まれている可能性がある場合に検知されるウイルス。3月9日前後より感染が拡大している。国内でも増加傾向を見せており、10位圏外だった前回調査から3位へ上昇した。同社がまとめたランキングは以下のとおり。

国内のウイルス感染および発見報告数(3月9日から3月15日まで)

1位:MAL_OTORUN2
2位:WORM_DOWNAD.AD
3位:POSSIBLE_VUNDO-9
4位:HTML_IFRAME.AJW
5位:POSSIBLE_HIFRM-5
5位:TROJ_VUNDO.ANL
7位:PE_PATCHED.IF
7位:MAL_DRPR-3
7位:MAL_OTORUN1
10位:MAL_HIFRM
10位:CRYP_MANGLED

全世界のウイルス感染および発見報告数(3月12日から3月18日まで)

1位:POSSIBLE_VUNDO-9
2位:MAL_OTORUN2
3位:MAL_OTORUN1
4位:POSSIBLE_VUNDO14
5位:MAL_VUNDO-6
6位:TROJ_DLOAD.SF
7位:MAL_VUNDO11
8位:WORM_AUTORUN.DHW
9位:MAL_VUNDO-8
10位:POSSIBLE_HIFRM-5

(Security NEXT - 2009/03/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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