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USBメモリへ組み込むウイルス対策ソフト - トレンドマイクロ

トレンドマイクロは、USBストレージ製品向け組み込み型ウイルス対策ソリューション「Trend Micro USB Security for Biz」を発表した。

同製品は、USBストレージベンダー向けに提供されるセキュリティソリューション。あらかじめUSBメモリなど製品へ組み込むことで、ストレージデバイス経由のウイルス感染を防止するセキュリティ対策機能を追加できる。組み込んだ製品を利用する際はソフトが立ち上がり、ストレージへ書き込まれるファイルをリアルタイムに監視し、ウイルスを検出、隔離する。

通常製品と同様のウイルス検索エンジンやパターンファイルを利用しており、USBメモリを利用して拡散するウイルスだけでなく、パターンファイルに定義されたウイルスであれば幅広く検出可能。ユーザーが気が付かず手動で感染ファイルをコピーしてしまうような場合にも対応できる。

利用するパソコンでインストールやセットアップ作業は不要。パターンファイルのアップデートもついても自動や手動で行える。またウイルスの検出情報についてはログに記録される。

パターンファイルやウイルスの隔離にはUSBメモリの記憶領域を一部利用するが、ウイルス検索エンジンについては、ユーザーが直接アクセスできないデータ格納領域とは別の領域に保存しており、誤ってソフトウェアをフォーマットしてしまうおそれはない。

同社ではストレージベンダーを対象に提供する予定で、10月下旬から出荷されるバッファローの法人向けUSBメモリ「RUF2-HSCUWシリーズ」へ搭載が決定している。

(Security NEXT - 2008/09/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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