Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

原子力機構の業務情報がWinny流出 - 核防護情報は含まれず

日本原子力研究開発機構の業務情報が、ファイル交換ソフト「Winny」を通じてインターネット上に流出していたことがわかった。

同機構の取引先従業員が自宅へデータを持ち帰り、Winnyがインストールされていた私用パソコンに保存していたもので、2007年12月13日から12月15日までのあいだに外部へ流出したと見られている。

同機構では、12月17日に流出を把握。流出したデータは、東海研究開発センター核燃料サイクル工学研究所で当時建設中だった低放射性廃棄物処理技術開発施設に関連する業務メールやファイルで、同機構の調査の結果、核物質防護にかかわる情報は含まれていなかったという。

同機構では、今回の流出事故を受け、取引先に対して厳重注意を実施し、再発防止策の実施を要求したという。

(Security NEXT - 2007/12/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

グループ会社で個人情報流出の可能性、機微情報への影響は調査中 - 日本原燃
柏崎刈羽原発の火災防護関連資料を紛失 - 東電
日本原燃の複数関連会社でマルウェア感染 - 視察者情報が流出か
メール送信したファイルに無関係の発電事業者データ - 東京電力PG
発電所情報約7300件をメールで誤送信 - 九州電力送配電
個人線量データを誤送信、個人番号も - 東電
原発広報誌の返信ハガキが所在不明、個人情報や意見など記載 - 東電
資源エネルギー庁の公開会議資料に入札情報 - PDFに表計算ファイル添付
福島原発事故の損害賠償請求者に関する個人情報を紛失 - 東電
福島第一原発の報告メールで誤送信、個人情報が流出 - 東電