Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

個人情報の流出や誹謗中傷に約7割が懸念 - ネットコミュニティ意識調査

ネットコミュニティの利用が進む一方で、コミュニティ内での個人情報流出や誹謗中傷といったトラブルを懸念し、秩序が必要と感じている利用者が9割弱に上ることがわかった。

ピットクルーが11月に掲示板やブログ、SNSといったネットコミュニティの利用動向を10代から60代の男女を対象にインターネット上で調査したもの。有効回答数は1046。

調査結果によると、約3分の1がネットコミュニティをほぼ毎日閲覧しており、週1回以上との回答を合わせると約6割を超え、日常的に利用されるケースが増えていることがわかった。

そのなかで、違法性の高い投稿やマナーに反する投稿への不満は強く、「排除した方がいい」「できれば排除した方がいい」など、排除を肯定する回答が85.9%と目立ち、また秩序を求める回答が89.3%と大半を占めた。

誹謗中傷の書き込みや個人情報の流出など、ネットコミュニティにおけるトラブルへ77%のユーザーが警戒しており、実際に自分がトラブルに巻き込まれると感じているユーザーも68.8%と、他人事としてではなく、トラブルを身近に感じているユーザーも多い。また。「被害者が大変」といった声も半数を超えた。

ネット上の書き込みを信頼するとの回答は11.5%。「信用しない(22.9%)」との回答を大きく下回ってはいるものの、20代では17.3%が信用するなど、年齢が低いほど書き込みを信用する傾向がある。一方で、「ブログや掲示板によっては信頼する(39.8%)」「どちらともいえない(25.9%)」など情報を取捨選択したり、一定の距離をおくユーザーが多いこともわかった。

(Security NEXT - 2007/12/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
メールの誤送信で学生のメアドが流出 - 都住宅供給公社
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
狂犬病予防接種会場で強風により申請書が飛散 - 京丹後市
開示したNPO法人事業報告書で墨塗り漏れが判明 - 山口県
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
LINEヤフーに再度行政指導 - 報告受けるも対応や計画不十分