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日立、秘密分散法でメールからの情報漏洩を防ぐソフトを発売

日立製作所は、メールからの情報漏洩を防止する企業向けソフトウェア「メール割符 for Exchange Server」を開発した。7月20日より発売する。

同製品は、マイクロソフトの「Exchange Server」と「Outlook」を組み合わせたメールシステム上で、メールからの情報漏洩を防ぐセキュリティソフト。データを複数に分割して送る秘密分散法により、誤送信による情報漏洩やデータの盗み見などを防ぐことができる。開発にあたっては、マイクロソフトの技術協力を受けたという。

同ソフトを搭載したUSBメモリをPCに差し込むだけで利用でき、送信時は、メールの本文や添付ファイルを自動的に複数に分割し、受信後に復元する。受信側にも同様のメモリが必要で、メモリを抜くと復元できずメールの閲覧ができないため、高い安全性が実現できるとしている。価格は、1クライアント当たり2万6250円から。

(Security NEXT - 2006/06/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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