Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

8月半ばからTCP 445番ポート宛てのパケットが増加 - 8割の送信元がWS 2003

JPCERTコーディネーションセンターは、2018年第3四半期のインターネット定点観測レポートを公開した。8月12日以降、「Windows Server 2003」を発信元とした「TCP 445番ポート」に対するパケットの増加が観測されたという。

同センターが設置したセンサーにより観測されたパケットの状況を取りまとめたもの。同四半期は前四半期と同様、「telnet」で利用する「TCP 23番ポート」に対するパケットが最多だった。

次に多かったのは、「Windows」のファイル共有プロトコル「SMB」で使われる「TCP 445番ポート」。「TCP 80番ポート」「TCP 8080番ポート」「TCP 22番ポート」と続き、前四半期から大きな変動はなかった。

今回2番目に多く観測された「TCP 445番ポート」だが、同センターによれば特に8月12日以降に変化が見られたという。

20181022_jp_001.jpg
パケットの受信が多かった上位5ポートの推移(グラフ:JPCERT/CC)

(Security NEXT - 2018/10/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年8月3日〜2025年8月9日)
米政府、「Exchange Server」脆弱性で緊急指令 - 週末返上での対応求める
8月の定例パッチ公開は日本時間8月13日 - 「盆休み」直撃
夏季休暇に備えてセキュリティ対策の見直しを
先週注目された記事(2025年7月27日〜2025年8月2日)
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
2Q「JVN iPedia」登録は1万件超 - 98.7%が「NVD」情報
先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)
総務省、ゼロデイ攻撃被害のIIJに行政指導 - 業界水準向上も求める
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍