8月半ばからTCP 445番ポート宛てのパケットが増加 - 8割の送信元がWS 2003
従来、「TCP 445番ポート」に対しては「WannaCrypt」の感染機器を発信元としたパケットが多くを占めていたが、同時期より異なる特徴を持つパケットが増加。同センターが送信元のIPアドレスを調査したところ、多くで「Windows Server 2003」が稼働していた。
国内、国外いずれも増加しており、「Windows Server 2003」が8割以上を占めていたという。「Windows Server 2003」は、2015年7月15日にサポートが終了しており、以降はセキュリティ更新プログラムが提供されていない。
一部「Windows Server 2008 R2」の稼働が見られ、「Windows Server 2003」に特化した問題ではない可能性もあるが、詳しい原因などはわかっていないという。同センターでは引き続き情報収集を進めるとしている。

パケットの受信が多かった上位5ポートの推移(グラフ:JPCERT/CC)
(Security NEXT - 2018/10/22 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年8月3日〜2025年8月9日)
米政府、「Exchange Server」脆弱性で緊急指令 - 週末返上での対応求める
8月の定例パッチ公開は日本時間8月13日 - 「盆休み」直撃
夏季休暇に備えてセキュリティ対策の見直しを
先週注目された記事(2025年7月27日〜2025年8月2日)
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
2Q「JVN iPedia」登録は1万件超 - 98.7%が「NVD」情報
先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)
総務省、ゼロデイ攻撃被害のIIJに行政指導 - 業界水準向上も求める
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍