4月はDDoS攻撃568件を検出、5時間以上に及ぶケースも - IIJまとめ
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、4月に568件のDDoS攻撃を検出したことを明らかにした。もっとも規模が大きかった攻撃は7.9Gbpsで、なかには5時間以上に及ぶ攻撃もあったという。
同社によると、4月のDDoS攻撃は568件で、1日あたり18.9件。もっとも大規模な攻撃は7.9Gbpsで、「LDAP」を用いたリフレクション攻撃だった。
攻撃の継続時間は30分未満が89.4%と9割弱を占める。一方で30分以上60分未満の攻撃が6.5%、60分以上90分未満が1.9%、90分以上の攻撃も2.1%あった。同月にもっとも長時間にわたった攻撃は、「HTTPS」を利用したもので、5時間8分続いた。
4月末にDDoS攻撃の代行サービスを提供する「webstresser.org」が摘発されたが、因果関係はわかっていないものの、同社の観測でも4月26日以降の検出件数が減少したという。

DDoS攻撃の検出状況(グラフ:IIJ)
(Security NEXT - 2018/06/01 )
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