子どもの4人に1人がSNSでトラブル - 不正ログインや架空請求も
スマートフォンでSNSを利用している子どもの26.2%が、何らかのトラブルを経験していることがわかった。生活習慣への悪影響がもっとも多かったが、不正ログインや架空請求の被害に遭った子どもも5%前後にのぼる。
トレンドマイクロが、スマートフォンでFacebook、Twitter、LINEなどのSNSを利用している小学4年生から中学3年生までの子どもを持つ保護者を対象に、4月20日から22日にかけてウェブアンケートを実施。618人が回答した。
SNSを利用したことで、子どもが何らかのトラブルを経験したと回答した保護者は26.2%。複数回答による内訳を見ると「SNSに熱中して生活習慣に悪影響が出た」が13.9%でもっとも多い。
一方、「他人に勝手にログインされた(5.3%)」「有害なサイトを閲覧した(5.2%)」「架空請求の被害に遭った(4.9%)」「フィッシングサイトや偽サイトに接続した(4.7%)」などの被害も見られた。
SNS利用中に子どもが経験したトラブル(グラフ:トレンドマイクロ)
子どもがSNSを利用する際のセキュリティ対策について、「特になし」との回答が24.6%。「URLフィルタリングの利用(28.2%)」「不正サイトへのアクセスを防止するソフトの利用(20.2%)」「不正アプリを駆除するソフトの利用(19.1%)」と、製品による対策は、いずれも3割未満にとどまった。
(Security NEXT - 2017/07/06 )
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