約3割が「他人のパスワードを知っている」 - アバスト調査
アバストが実施した調査では、国内のインターネット利用者において約3割が自分以外のパスワードを知っていると回答した。元パートナーのパスワードを知っているとの回答も見られた。
同社では、8月26日から9月7日にかけてイギリス、フランス、スペイン、メキシコ、ブラジル、アルゼンチンの7カ国でインターネット利用者7000人以上を対象にアンケート調査を実施し、結果を取りまとめたもの。日本からは1013人が回答した。
国内では29%が他人のパスワードを知っていると回答。7カ国平均の53%を下回り、調査対象国のなかでもっとも低い数字だった。もっとも高いブラジルでは66%、続くアルゼンチンでは60%と6割を超えていた。
同調査における「他人」には、子どもや両親、パートナーなど家族のパスワードも含まれる。45%は現在のパートナーのパスワードを知っていると答えた。
さらに3%は、「元パートナー」のパスワードを知っていると回答。元パートナーに関するどのようなアカウントのパスワードであるか尋ねたところ、「仕事のメールアドレス(40%)」「Facebook(30%)」との回答が目立ったという。
パスワードがわからなくとも、iPhoneのアプリ「友達を探す」や、Googleの「現在地を共有」機能などで元パートナーの位置情報にアクセスできると回答した人は11%にのぼった。
国内において、回答者の23%が知らないうちにアカウントにアクセスされ、パスワードを変更された経験があった。7カ国平均では26%だった。
(Security NEXT - 2022/11/09 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
住基台帳事務を放置、支援措置対象者の個人情報が流出 - 新潟市
「Versa Director」に深刻な脆弱性 - 「DB」の規定パスワードが共通
文字列関数のバグを自動修正する技術 - NTTと早大が共同開発
アンケートメール誤送信でメアド流出 - 子ども支援団体
協力工事会社のファイルサーバに不正アクセス - 東電グループ会社
熊本暴追センターでサポート詐欺被害 - 相談者情報流出の可能性
DDoS攻撃件数は減少するも、最大攻撃規模は拡大 - IIJレポート
スポーツCSチャンネルの通販サイトが改ざん - 個人情報流出の可能性
三越伊勢丹の宅配サービスにPWリスト攻撃 - 不正注文などに注意喚起
WordPress向けスパム対策プラグインに複数の脆弱性 - すでに攻撃も