不正アクセスで複数のホスティング利用者が改ざん被害 - さくらインターネット
さくらインターネットのホスティングサービスに不正アクセスがあり、同サービスを通じて公開されているサイトを閲覧した際、不正なコードが埋め込まれる被害が発生したことがわかった。
同社によれば、ARPスプーフィングの攻撃を受けたもので、6月1日未明から翌2日の夕方ごろにかけて、同社ホスティングサービス「専用サーバ10Mスタンダード」の一部サーバで被害が発生した。
問題の時間に同サービス上のウェブサイトを閲覧した場合、iframeタグなど不正なコードを埋め込まれ、ウイルスなどへ感染するおそれがあったという。
被害対象となったIPアドレスの範囲は判明しており、最大120台前後のサーバが影響を受けた可能性がある。同社では詳細を調べており、判明次第、関連する顧客へ事情を説明するとしている。
今回の不正アクセスでは、同社ホスティングサービスを利用する「PHP.net」のミラーサイト「jp2.php.net」をはじめ、PHPウェブアプリのフレームワーク「Ethna」や、ゲームメーカー「ゆずソフト」などのウェブサイトでコードを挿入される被害が発生。
被害を受けた複数のサイトでは、サーバ上のファイル自体に改ざんはなく、通信経路などにおいて改ざんされた可能性が高いと公表、閲覧者にウイルスチェックをサイト上で呼びかけていた。
(Security NEXT - 2008/06/04 )
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