Kaspersky、「CryptXXX 3」の復号ツールを公開
Kaspersky Labは、ランサムウェア「CryptXXX 3」に対応する復号ツールを公開した。無償で利用できる。
「CryptXXX」は、ファイルの暗号化にくわえデータとビットコインを窃取するランサムウェア。「同1」「同2」については、すでに復号ツールを提供しているが、今回あらたに、「同3」に対応した復号ツールを開発した。同ツールでは、暗号化されたファイルの拡張子が「.crypt」「.cryp1」「.crypz」のファイルを復号できる。
同ランサムウェアは、エクスプロイトキット経由で拡散され、4月以降に同社では8万を超えるユーザーにおいて攻撃を検知。国別の割合を見ると日本は4.5%で、「米国」「ロシア」「ドイツ」に次いで多いという。
今回開発した復号ツールは、同社のサポートサイトおよびランサムウェア対策プロジェクト「No More Ransom」のウェブサイトから入手できる。
(Security NEXT - 2016/12/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ファイルサーバがランサム被害、データが暗号化 - 青果流通会社
先週注目された記事(2025年8月10日〜2025年8月16日)
ランサム攻撃、リモートアクセス機器経由で侵入 - サンリオ関連会社
サンリオ関連会社でランサム被害 - 個人情報が流出した可能性
先週注目された記事(2025年8月3日〜2025年8月9日)
講師事務所がランサム被害、研修受講生氏名などが流出か - INPIT
ランサム被害で情報流出、調査や復旧作業を継続 - 丸菱HD
夏季休暇に備えてセキュリティ対策の見直しを
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
DBD攻撃で拡大、ランサムウェア「Interlock」に警戒を