Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ウェブ閲覧中の偽警告画面に注意 - 8月だけで相談200件

ウェブサイトの閲覧中に、セキュリティ上の問題が発生したかのように見せかけ、電話をかけさせる詐欺行為が多発している。

20160929_ip_001.jpg
偽警告画面のイメージ(画像:IPA)

実際にはマルウェアへ感染していないにもかかわらず、警告音やブラウザのポップアップによる警告画面などを用いてマルウェア感染しているように見せかける不正行為が発生しているもの。

ポップアップ画面には、「サポートサービス」や「カスタマーセンター」などに見せかけて電話番号を掲載。誤って電話をかけ、指示に従うと、端末に遠隔操作用のソフトウェアなどをインストールさせられ、端末を乗っ取られる可能性がある。また偽セキュリティ対策ソフトを買わされたり、サポートなどとして不正な請求を受けるおそれもある。

相談を受けている情報処理推進機構(IPA)によれば、こうした手口による相談が、8月だけで200件に及んでいるという。

同機構では、実際に偽警告画面に表示された電話番号8件を公開。あわせて問題が生じた際の対応について調べることができる「セルフチェック診断チャート」を公開。注意を呼びかけている。

IPAが公表した電話番号は以下のとおり。

03-4510-2310
03-4588-1468
03-4510-2484
03-4588-1340
03-4588-1412
050-5846-8249
050-5865-4046
050-5865-4085

(Security NEXT - 2016/09/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

【特別企画】導入進む「DMARC」、一方で不安も - トラブル回避のコツは?
約9年半にわたるコールセンターからの情報持出 - 対応追われる利用組織
3Qのセキュ相談、前四半期比約27%減 - 「不正ログイン」は過去最多
上半期の不正アクセスによる検挙は188件 - 前年同期比19.3%減
サポート詐欺で職員宅PCが遠隔操作 - 厚生中央病院
第三者が県立高PCを不正操作、偽警告にだまされ - 長野県
消費者庁が「サポート詐欺」に注意喚起 - MSロゴなど悪用
福岡市公園管理事務所がサポート詐欺被害 - サーバにもアクセス
電話を併用するBECに警戒を - 発信者番号を偽装、役員の声も模倣
県立高教諭が「偽警告」被害、第三者が業務用端末を遠隔操作 - 長野県