マイナンバーカード裏面のQRコードから個人番号が漏洩 - 取り扱いに注意を
個人情報保護委員会は、マイナンバーカードの裏面に記載されたQRコードをインターネットへ公開しないよう注意を呼びかけた。第三者が読み取り、マイナンバーを知られるおそれがある。

マイナンバーカードの券面イメージ
マイナンバーは、税や社会保障、災害対策といった限られた分野でしか利用できず、定められた場合以外は提供したり、提供を求めることができないが、マイナンバーカードの裏面に記載されているQRコードを利用することで、第三者がマイナンバーを知ることが可能だという。そのため、同委員会では、番号そのものだけでなく、QRコードをインターネットなどへ掲載しないよう求めている。
また、インターネット上に公開されたQRコードを読み取るなどしてマイナンバーを収集する行為は、番号法に違反する可能性があるとしている。
同委員会では、「マイナンバー(個人番号)ヒヤリハットコーナー」をウェブサイトに設置。今回の問題を含め、マイナンバーを取り扱ううえで注意すべきポイントについて紹介している。
(Security NEXT - 2016/06/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
窓口対応で書類紛れ、来庁者が誤って持ち帰る - 小諸市
サンリオ関連会社でランサム被害 - 個人情報が流出した可能性
複数ファイルサーバに攻撃、ランサム被害を確認 - リフォーム部材商社
ZACROSのランサム被害 - 個人情報約15万人分が流出か
不備書類の返送、異なる宛先に誤送付 - 船橋市
マイナンバー含む公文書をロッカーごと誤廃棄 - 笛吹市
ライクキッズへのランサム攻撃 - 脆弱性を突いて侵入
保険者資格取得届出書をデータ入力後に紛失 - 座間市
石光商事のランサム被害、SIM搭載PC経由でサーバを侵害
GMO-PG、多要素認証による本人確認サービスを開始