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事故の前に対策を - マイナンバーの「ヒヤリハット」

個人情報保護委員会は、漏洩事故につながる可能性があったマイナンバーの「ヒヤリハット事例」を公開している。

マイナンバーの漏洩は発生しなかったものの、ミスや手違いにより場合によっては事故へ発展しうる「ヒヤリハット」の事例を取りまとめ、企業や個人に注意を呼びかけているもの。

具体的には、企業において従業員名簿を社内の電子掲示板に掲示する際、同じフォルダに保存していた「個人番号管理簿」を誤って掲示しそうになった事例を紹介。

また資料を公表する際、表計算ファイルに、不要なシートや非表示部分が含まれていないか確認したり、マイナンバーが記載された書類をほかの書類と一緒に廃棄するといった事故が発声しないよう、事故が発生しにくい環境の整備を求めている。

さらに個人では、住宅ローンや個人ローン申し込みのため、本来は必要ないマイナンバーが記載されている住民票を金融機関に提出してしまったり、マイナンバー通知カードの紛失時に、警察の遺失物届に個人番号を記載してしまいそうになるなど、うっかり誤って提供してしまうシチュエーションを紹介。注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/02/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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