非常用個人情報を電車に置き忘れ、車庫で回収 - 静岡市

静岡市は、生活保護受給者の個人情報を含む資料が入ったカバンを電車内に置き忘れたことを明らかにした。交通機関が車庫で遺失物として回収していたという。

2025年12月2日8時ごろ、職員が電車を降車する際、車内に資料を鞄ごと置き忘れたもの。生活保護受給者や親族、民生委員など3950人分の氏名、住所、電話番号などが記載された資料が入っていた。一部に生活保護受給者のマイナンバーや既往歴なども含まれる。

終点だったため、降車後に電車はそのまま車庫に入り、交通機関の職員が落とし物として鞄を回収。置き忘れた同市職員は、同日11時45分ごろ紛失に気づき、駅に保管されていることを確認した。

交通機関の職員2人が中身を確認した際に資料を目にしていた。同市職員は翌3日に駅で鞄を回収している。

同市では、勤務時間外の緊急事態に即時対応できるよう、当番職員が「休日夜間当番職員用ファイル」を自宅へ持ち帰る運用としていた。一方個人情報は携帯して体から離さないルールとなっていたが、鞄を荷物用フックにかけていたという。

（Security NEXT - 2025/12/16 ）ツイート