「なりすましサイト」に注意、放置すれば売上減少やクレーム殺到も
なりすましECサイト対策協議会は、ECサイト事業者が「なりすましサイト」の被害に遭わないよう、啓発サイトを開設した。
同協議会は、実在するeコマースサイトのデザインやコンテンツ、屋号、商標などが酷似した「なりすましサイト」による被害の防止に向けた活動を展開する団体。セキュリティベンダーやeコマースの関連団体などが参加している。
「なりすましサイト」により、購入したにもかかわらず商品が送らなかったり、模倣品や海賊版が届くといった被害が発生しているが、クリスマスシーズンや年末年始などインターネット通販を利用する機会が増えるこれからの時期に、被害の増加が懸念されている。
今回、同団体が設置したのは事業者向けの啓発サイトで、なりすましサイトの特徴や対応策、放置した場合の影響などを事業者の観点から解説。
売上減少や信用失墜といった被害に加え、本来被害者であるECサイトに、消費者からクレームや問い合わせが殺到してしまうおそれもあるとして、発生時には注意喚起や削除要請、捜査機関への情報提供など対策を講じるよう、注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2014/12/01 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
1Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が低水準
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
フィッシングURLが約48%減 - 約1年ぶりの2万件台
2024年の不正アクセス届出166件 - 脆弱性や設定不備が標的に
フィッシング報告とURL件数が大幅減 - 旧正月前後は縮小傾向
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
4Qの脆弱性届出は163件 - ウェブサイト関連が約2.6倍
フィッシングURLが過去最多の約12万件 - 報告も23万件超に
中国関与が疑われる「MirrorFace」の攻撃に注意喚起 - 警察庁