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FFRI、「Windows XP」サポート終了後も脆弱性対策製品のサポートを続行 - 2017年末まで

フォティーンフォティ技術研究所は、同社の法人向けセキュリティ対策ソフト「FFR yarai」「FFR yarai 脆弱性攻撃防御機能」に関して、「Windows XP」「Windows Server 2003」に対し、日本マイクロソフトのサポート終了後も、2017年12月31日までサポートを続行すると発表した。

「FFR yarai」は、4種類のヒューリスティックエンジンを搭載し、パターンファイルに依存せず、未知のマルウェアや脆弱性攻撃に対応するセキュリティ対策ソフト。一方「同脆弱性攻撃防御機能」は、脆弱性対策に特化した製品となっている。

「Windows XP」「Windows Server 2003」がそれぞれ2014年4月、2015年7月にサポート終了を迎えるが、それにともないセキュリティ対策ソフトも含めたサードパーティ製品のサポートも打ち切りが見込まれており、利用者は、OSやアプリケーションの脆弱性を修正できない状態となる。

同社は、サポートが終了するOSについてリスクの観点からアップグレードを推奨する立場をとっているが、なんらかの理由でアップグレードできないユーザーに対して、マルウェアや脆弱性の悪用に対する防御機能を備えた同社製品について、引き続きサポートを継続していくという。

両製品では、すでにサポート期限を迎えている「Windows XP SP2」も含め、2017年12月31日までサポートする予定。

同社では、これまでもサポート切れを迎えた「Windows 2000」の利用者に対して「FFR yarai 脆弱性攻撃防御機能 for Windows 2000」を提供している。すでに販売は終了しているが、2016年3月31日までサポートを提供するとしている。

(Security NEXT - 2013/04/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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