米Sony Picturesのサーバにハッカーグループが侵入、個人情報流出のおそれ
米Sony Pictures Entertainmentのウェブサイトが、ハッカー集団から不正アクセスを受け、サーバ内部に侵入されたことがわかった。
同社によれば、6月2日に「LulzSec」と名乗るハッカーグループより犯行声明が寄せられ、同社で調べたところ不正侵入を確認した。
同グループは、個人情報約100万件など取得したと主張しており、同社ではセキュリティ対策を実施するとともに、外部専門家を交えて、今回行われた攻撃の詳細について分析を進めている。
4月以降、ソニーグループに対する攻撃が頻発しており、オンラインゲームサービス「PlayStation Network」やコンテンツ配信サービス「Qriocity」のユーザー情報約7700万人分の流出が4月に判明。5月に入ってSony Online Entertainment(SOE)のPC向けゲームサービスから約2460万件が流出したおそれがあることがわかっている。
またギリシャにおいてSony BMGのウェブサイトから氏名やメールアドレスなど約8500件、カナダではSony Ericssonにおいてメールアドレス約2000件が流出したとみられている。
さらにタイの子会社が運用するサーバ上において、動作するフィッシングサイトなどもセキュリティベンダーによって見つかっている。
(Security NEXT - 2011/06/06 )
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