ドメイン名紛争テーマにシンポジウム - 紛争事例や対処法と今後の課題
日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)と日本知的財産仲裁センター(JIPAC)は、ドメイン名紛争の解決をテーマとしたシンポジウムを2026年1月23日に都内で開催する。
「JP-DRP」の策定より25年周年を迎えたことを記念し、イベントを開催するもの。「JP-DRP」は、権利侵害のおそれがあるJPドメイン名の不正な登録や使用を解決するための制度。申立てから裁定まで短期間に処理し、登録の取り消しや移転といった措置が講じられるよう定めている。
第三者が不正にドメインを登録したり、類似ドメイン名を利用したなりすましやサイバー犯罪などのリスクも高まっていることを受け、ドメイン名をめぐる法的課題や紛争解決の現状についてあらためて整理し、今後に向けた議論を行う。
有識者が登壇し、商標とドメイン名に関するトラブル、紛争の事例を説明。対処方法や予防策などのほか、「JP-DRP」の申立て手続きについて解説し、近年の裁定における判断のポイントやあらたな論点についても紹介する。
また国際的な動向やブランド保護の将来像を踏まえ、今後の課題をテーマにパネルディスカッションを実施するほか、シンポジウム終了後には交流会も予定されている。
シンポジウムの会場は弁護士会館で参加費は無料。ただし、交流会は有料。定員となり次第締切となる。詳細や申し込みはイベントのページから。
(Security NEXT - 2025/12/17 )
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