脅威情報共有基盤「MISP」がアップデート - 2件の脆弱性を修正
オープンソースの脅威情報共有プラットフォーム「MISP」に複数の脆弱性が明らかとなった。2025年11月にリリースされたアップデートで修正されている。
今回明らかとなったのは、「CVE-2025-66384」「CVE-2025-66386」の2件。11月にリリースされた2件のセキュリティアップデートでいずれも修正された。
「CVE-2025-66384」は、アップロードされたファイルに対して十分な検証が行われないため、ファイルに対して誤った内部処理を実行するおそれがある脆弱性。
またイベントレポートのコンポーネントにおける入力処理に起因し、画像閲覧機能で任意のパスを参照できるパストラバーサルの脆弱性「CVE-2025-66386」が確認された。悪用にはサイト管理者の権限が必要となる。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2025-66384」が「8.2」、「CVE-2025-66386」が「4.1」と評価されており、重要度はそれぞれ「高(High)」「中(Medium)」とレーティングされている。
(Security NEXT - 2025/12/02 )
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