ランサム被害で顧客や取引先の情報が流出 - アスクル
アスクルが、10月にランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受けた問題で、同社の顧客や取引先の情報流出が確認されている。同社はすでに判明している情報以外についても流出の可能性があるとし、詳細を調べるとともに監視体制を強化など対策を講じている。
サーバの侵害時に内部に保存されていたデータが流出したもの。同社では10月31日に顧客や取引先に関する情報流出を確認したとしていたが、その後さらなる流出が確認されたことを11月11日に明らかにした。
流出が確認されているのは、事業所向けeコマースサービス「ASKUL」「ソロエルアリーナ」で問い合わせを行った顧客や、個人向けサービス「LOHACO」の顧客情報。氏名、会社名、メールアドレス、登録電話番号、お問い合わせ内容などが含まれる。
また同社商品関連システムに登録していた商品仕入れ先に関する事業者名、部門名、氏名、メールアドレスなどの流出も確認された。流出した情報を悪用した二次被害については確認されていない。
同社では関係者と連絡を取り、謝罪するとともに注意喚起を行った。またこれら以外の情報が流出した可能性があることも同社では確認しており、詳細を調査するとともに、監視体制を強化するなど対策を進めている。
(Security NEXT - 2025/11/13 )
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