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Cisco製IPフォンや侵入検知エンジン「Snort 3」などに脆弱性

「CVE-2025-20359」は、「MIME」の解析処理における不備に起因。細工したHTTPパケットにより「Snort 3」より情報を漏洩させたり、検出エンジンをクラッシュさせることが可能となる。

一方「CVE-2025-20360」はエラーチェックに問題があり、検出エンジンをリモートより再起動させることができる。CVSS基本値は「CVE-2025-20359」が「6.5」、「CVE-2025-20360」が「5.8」。いずれも重要度は「中(Medium)」とした。

このほか、「Cisco TelePresence Collaboration Endpoint(CE)」および「Cisco RoomOS」では、資格情報が平文でログに保存される重要度「中(Medium)」の脆弱性「CVE-2025-20329」が判明している。

いずれもアドバイザリの公開時点で脆弱性の悪用や公表などは確認されていない。同社は各製品向けにアップデートを用意しており、利用者に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/10/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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