Red HatのGitLab環境が侵害 - サプライチェーンへの影響なし
Red Hatは、同社で利用する「GitLab」の一部リポジトリが第三者によって侵害されたことを明らかにした。
コンサルティング部門が特定案件で利用していた「GitLab」のインスタンス環境が侵害を受けたもの。関連当局へ報告するとともに詳細を調べている。
本来権限を持たない第三者が一部データにアクセスし、コピーしていたことを確認した。対象となるデータには、プロジェクトの仕様、サンプルコード、コンサルティングサービスに関する内部コミュニケーション、業務連絡先といった情報が含まれている可能性がある。
同社は侵入の検知後、侵害した第三者の権限を削除し、インスタンスを隔離した。関連する顧客と個別に連絡を取るとともに、再発を防ぐため、追加でセキュリティ対策を講じたとしている。
同社製品やソフトウェアのサプライチェーンについては、安全が確保されているとし、影響について否定した。
また「Red Hat OpenShift AI」の脆弱性「CVE-2025-10725」が発表されているが、同脆弱性と今回のインシデントは関係ないとしている。
(Security NEXT - 2025/10/06 )
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