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監視カメラやNASを狙う「Mirai」感染活動を引き続き観測 – JPCERT/CC

同センターが、発信元が国内のIPアドレスで、「TCP 23番ポート」宛てに送信されたパケットについて、マルウェア「Mirai」の特徴を持つか調査したところ、6月初旬に「Mirai」の特徴を持たないパケットの一時的な増加が観測された。

複数の攻撃グループが関与し、使用するマルウェアは異なるものの、「Mirai」をはじめとするマルウェアが感染を広げていると見られる。

発信元のウェブインタフェースやHTMLを確認したところ、パケット送信元の多くは監視カメラのデータ保存などに用いる中国製や韓国製のネットワークビデオレコーダーやデジタルビデオレコーダーだった。

また台湾のベンダーが提供し、脆弱性が報告されている小規模オフィス向けのNAS製品も攻撃の対象となっていた。

機器そのものはルータの内側に設置されているものの、UPnPによりインターネット上に公開された状態となり、攻撃を受けた可能性がある。なかにはランサムウェアに感染していると見られる事例も確認された。

(Security NEXT - 2025/09/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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