「Chrome」に「クリティカル」脆弱性 - アップデートを公開
Googleは現地時間2025年8月26日、同社ブラウザ「Chrome」のセキュリティアップデートをリリースした。深刻な脆弱性へ対処している。
WindowsやmacOS向けに「Chrome 139.0.7258.155」「同139.0.7258.154」、Linux向けに「同139.0.7258.154」をリリースしたもの。今回のアップデートでは、脆弱性1件を解消した。
3Dグラフィックスやベクターデータの描画命令をGPU向けに変換するために用いるグラフィックスコンポーネント「ANGLE」に確認された脆弱性「CVE-2025-9478」へ対処した。
重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
Googleが開発する大規模言語モデル(LLM)を活用した脆弱性チェックツール「Google Big Sleep」が発見した解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性としており、8月11日に報告された。
同社では、アップデートを今後数日から数週間かけて順次展開していく予定。
(Security NEXT - 2025/08/27 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「再配達にはサービス料」、クレカ情報など狙う偽日本郵便に注意
健康靴の通販サイト、個人情報流出の可能性
個人情報含む国勢調査世帯一覧を紛失 - 荒尾市
闇サイトでの個人情報流通を契機に不正アクセス判明 - 不動産管理会社
委託業者の別自治体向け納品ファイルに個人情報 - あま市
USBメモリを紛失、発信機履歴から誤廃棄の可能性 - 福井大病院
米当局、脆弱性5件の悪用に注意喚起 -10年以上前の「Shellshock」関連も
Amazon関連ドメイン取得、3週間で700件以上 - プライム感謝祭を標的か
NoSQLデータベース「Redis」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
IBMのデータ変換プラットフォームに深刻な脆弱性 - 修正版を提供