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医療分野のセキュリティ人材育成で協定 - IPAとJAMI

情報処理推進機構(IPA)と日本医療情報学会(JAMI)は、医療分野におけるセキュリティ強化に向けて相互協力協定を締結したと発表した。

医療機関では、患者の機微性が高い個人情報を取り扱うほか、命や身体の安全に直接影響を及ぼすおそれがある業務がある一方、サイバー攻撃などに起因するインシデントが発生している。

そのようななか、中小をはじめとする医療機関においてセキュリティ人材などリソースが不足している現状があり、両者では人材育成に向けた取り組みを推進していくことで合意した。

具体的には、国家資格「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」制度を運営するIPAと、医療情報の管理や提供を担う「医療情報技師」の育成と認定を行うJAMIが協力し、医療分野におけるサイバーセキュリティ人材育成の推進を目指す。

具体的には、医療現場における「登録セキスペ」の活用機会について拡大したり、医療情報技師のセキュリティ対応力向上に向けた連携、協力を進めていく。

(Security NEXT - 2025/12/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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