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「Livewire」にRCE脆弱性 - すみやかにアップデートを

「Laravel」の機能を拡張するウェブ開発フレームワーク「Livewire 3」にリモートよりコマンドの実行が可能となる脆弱性が明らかとなった。アップデートが推奨されている。

「同3.6.3」および以前のバージョンにおいて、特定条件下で認証なしにリモートより任意のコマンドが実行できる脆弱性「CVE-2025-54068」が明らかとなったもの。

プロパティ更新にともなう内部処理の不備により生じる脆弱性で、対象のコンポーネントがマウントされている場合に影響を受ける。

CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアを「9.2」、重要度を4段階中、もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。「Livewire 3」のみ影響があり、「同2」など旧バージョンは影響を受けないという。

開発グループでは、現地時間2025年7月17日に脆弱性を修正した「同3.6.4」をリリース。回避策などはなく、利用者に対してすみやかにアップデートするよう強く推奨している。

アップデートのリリース時点で脆弱性情報の公開は確認されていないが、今後一定期間を経て詳細が公開される予定となっており、注意が必要。

(Security NEXT - 2025/07/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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