マルチパートフォームデータを生成するnpmパッケージに脆弱性
マルチパートフォームデータを生成できるnpmパッケージ「form-data」に脆弱性が判明した。アップデートがリリースされている。
同パッケージに擬似乱数関数を用いて生成した「boundary値」をデータ送信に用いる脆弱性「CVE-2025-7783」が明らかとなったもの。
「boundary値」が衝突する細工されたデータによって、本来意図しない追加パラメータを注入するなど、リクエストの改ざんが可能となるおそれがある。
CVE番号を採番したharboristは、共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアを「9.4」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。
「同4.0.4」「同3.0.4」「同2.5.4」にて脆弱性が解消されている。概念実証(PoC)も公開されており注意が必要。
(Security NEXT - 2025/07/23 )
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