「OpenSSL 3.5.1」がリリース - コピペミス起因脆弱性を解消
「OpenSSL」の開発チームは、脆弱性を修正したセキュリティアップデートをリリースした。
現地時間2025年7月1日に最新版となる「OpenSSL 3.5.1」をリリースしたもの。5月22日にアドバイザリが公開されていた「CVE-2025-4575」やバグを解消している。
「CVE-2025-4575」は、コマンドラインツール「x509」に関する脆弱性。オプションによって特定用途に対する「拒否」を設定した場合に、指定とはまったく逆の「信頼済み」として設定されてしまうという。
コードのコピー作業時のミスで発生した。脆弱性の重要度は「低(Low)」とされており、同脆弱性は「同3.5」のブランチのみ影響を受ける。
開発チームは、「OpenSSL 3.5.1」をリリース。また「CVE-2025-4575」の影響を受けないが、バグの修正などを行った「同3.4.2」「同3.3.4」「同3.2.5」「同3.0.17」を同日リリースしている。
(Security NEXT - 2025/07/09 )
ツイート
PR
関連記事
「Flowise」のRCE脆弱性 - 旧版に影響と説明
「Tenable Security Center」に脆弱性 - 権限外の操作が可能に
米当局、「Zimbra」の脆弱性に注意喚起 - 軍関係狙うゼロデイ攻撃も
「AWS Client VPN」に権限昇格の脆弱性 - macOS版のみ影響
IBMのアクセス管理製品に深刻な脆弱性 - アップデートを提供
「Nagios Log Server」に複数脆弱性 - 3月の更新で修正
「Chrome」にアップデート、脆弱性3件を修正
「Unity」ランタイムに脆弱性 - 利用アプリは要再ビルド
IBMのデータ変換プラットフォームに深刻な脆弱性 - 修正版を提供
米CISA、「Oracle EBS」関連など脆弱性7件を悪用リストに追加