IBMのアクセス管理製品に深刻な脆弱性 - アップデートを提供
IBMのアクセス管理製品「IBM Security Verify Access」および「IBM Verify Identity Access」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートが呼びかけられている。
同社では現地時間10月6日にセキュリティアドバイザリを公開し、権限の昇格をはじめとする3件の脆弱性「CVE-2025-36354」「CVE-2025-36355」「CVE-2025-36356」について明らかにした。
「CVE-2025-36356」は、ローカル環境のユーザーがroot権限を取得し、コードを実行できる脆弱性。本来制御できる範囲を超えてスクリプトの実行が可能となる「CVE-2025-36355」があわせて確認された。
また入力値の検証不備に起因する脆弱性「CVE-2025-36354」が存在し、認証を必要とすることなく低い権限で任意のコマンドを実行できるという。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると、「CVE-2025-36356」が「9.3」と今回判明したなかではもっとも高く評価されており、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
(Security NEXT - 2025/10/08 )
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