Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Versa Concerto」に深刻な脆弱性 - 修正状況不明、詳細が公開

「CVE-2025-34027」については、共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアが最高値にあたる「10.0」、「CVE-2025-34026」が「9.2」、「CVE-2025-34025」が「8.6」で続いている。

「CVE-2025-34027」「CVE-2025-34026」については重要度が「クリティカル(Critical)」、「CVE-2025-34025」は「高(High)」とレーティングされている。

発見者は2025年2月13日にVersa Networksへ報告。同社は受領して追加情報の提供などを求め、4月7日にパッチを提供予定であると回答していたが、公開予定日以降、複数回にわたり連絡を試みるも返答がなく、パッチの提供状況などが不明だという。

その後報告より90日が経過しており、VulnCheckにより割り当てられたCVEとともに、注意喚起を目的として詳細を公表したと説明している。

(Security NEXT - 2025/05/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

GitLabに10件の脆弱性 - アップデートを呼びかけ
「BIND 9」に緊急脆弱性 - 1パケットでDoS攻撃が可能
「Chrome 137」の早期安定版がリリース - 8件のセキュリティ修正
「Spring Security」の一部メソッド制御に認可バイパスの脆弱性
「OpenPGP.js」の署名検証に脆弱性 - 修正パッチをリリース
「a-blog cms」に「SSRF」など複数脆弱性 - アップデートで修正
PostgreSQL向けミドルウェア「Pgpool-II」に認証回避の脆弱性
「vCenter Server」「ESXi」などVMware製品に複数脆弱性
I-O DATAのNAS製品「HDL-T」シリーズに深刻な脆弱性
SAMLライブラリ「samlify」に「クリティカル」脆弱性