「Node.js」に脆弱性 - 各ブランチ向けにアップデート
「Node.js」の開発チームは、現地時間5月14日に複数の脆弱性を修正するセキュリティアップデートを公開した。
ブランチによって影響を受ける脆弱性は異なるが、事前予告が行われた3件の脆弱性に対処している。
「CVE-2025-23166」は、暗号処理中の例外処理に問題があり、プロセスがクラッシュするおそれがある脆弱性。重要度を「高(High)」としており、いずれのブランチも影響を受ける。
一方「CVE-2025-23167」は、「llhttp」のHTTPヘッダの終端処理における不備に起因。不正な改行シーケンスによりプロキシのアクセス制御を回避して「リクエストスマグリング」が可能となる。重要度は1段階低い「中(Medium)」とした。
あわせてメモリが枯渇し、サービス拒否に陥るおそれがある重要度「低(Low)」の脆弱性「CVE-2025-23165」が明らかとなっている。
開発チームは、これら脆弱性を修正した「Node.js 24.0.2」「同23.11.1」「同22.15.1」「同20.19.2」を公開しており、ユーザーにすみやかなアップデートを推奨している。
(Security NEXT - 2025/05/16 )
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