Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所

ヨドコウブランドでカラー鋼板や住宅用物置などを展開する鉄鋼メーカーの淀川製鋼所は、海外子会社がサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。原因や被害状況など詳細を調べている。

同社によれば、3月30日に台湾の子会社である盛餘(SYSCO)がランサムウェアによるサイバー攻撃を受けたもの。

サーバ内に保存されていたファイルが暗号化されていることを確認した。従業員の個人情報や機密情報が外部へ流出した可能性がある。

同社では現地当局へ相談するとともに、外部協力のもと、情報流出も含め、被害範囲や攻撃を受けた原因など詳細について調査するとともに復旧を急いでいる。

同子会社と孫会社にあたる淀鋼國際以外のグループ会社に関しては、異なる環境でサーバを運用しており、今回判明したサイバー攻撃の影響は確認されていないとしている。

(Security NEXT - 2025/04/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

サーバに攻撃の痕跡、一部情報流出を確認 - 人材サービス事業者
遠隔アクセス用サーバ経由で侵入、個人情報流出の可能性も - サカタのタネ
顧客管理システムの開発委託先で侵害 - 日産ディーラーの個人情報が流出
Cisco製品のゼロデイ脆弱性、国内スパム対策サービスで不正アクセス被害
ランサム被害で写真や動画が流出、調査を実施 - 横須賀学院
ハウステンボスへのサイバー攻撃 - 個人情報流出の可能性
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
CMSに総当たり攻撃、個人情報流出の可能性 - 体育器具メーカー
ランサム被害による個人情報流出を確認 - 保険事故調査会社
リモートアクセス経由で侵害、従業員情報が流出か - 三菱製紙