Oracle、四半期パッチで脆弱性のべ378件に対応 - CVSS値9以上が40件
Oracleは現地時間2025年4月15日、四半期ごとに提供している定例パッチ「クリティカルパッチアップデート(CPU)」を公開した。
同アップデートは、同社製品や実装されているサードパーティ製コンポーネントに判明した脆弱性へ対処したもの。あらたにのべ378件の脆弱性へ対応した。製品ごとの重複を除くと、CVEベースで171件の脆弱性を修正している。
具体的には、「Oracle Database Server」「Oracle MySQL」「Oracle Fusion Middleware」「Oracle Commerce」「Oracle E-Business Suite」「Oracle Financial Services」「Oracle PeopleSoft」「Oracle Communications」「Oracle Supply Chain」「Oracle Java SE」「Oracle JD Edwards」「Oracle Virtualization」など幅広い製品の脆弱性に対応した。
脆弱性378件が与える影響を見ると、255件は認証なしにネットワーク経由で悪用が可能だという。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると、162件が「7.0」以上と評価されている。
さらにこのうち40件については、CVSS基本値が「9.0」以上となる。最高値とされる「10.0」とされた脆弱性はなかったものの、30件については脆弱性が「9.8」と高い。
(Security NEXT - 2025/04/16 )
ツイート
PR
関連記事
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Active! mail」に深刻な脆弱性、すでに悪用も - 侵害確認方法を調査中
米政府、WindowsやApple複数製品の脆弱性悪用に注意喚起
Dell「PowerScale OneFS」に深刻な脆弱性 - 乗っ取りリスクも
リモートアクセス製品「SonicWall SMA100」の既知脆弱性が標的に
「Chrome」に2件の脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Omnissa UAG」にCORSバイパスの脆弱性 - アップデートを公開
Apple、「macOS Sequoia 15.4.1」をリリース - 脆弱性2件へ対処
ASUS製ルータの脆弱性、ベンダー発表以上に高リスク - 国内外で被害拡大
Apple、「iOS 18.4.1」「iPadOS 18.4.1」を公開 - ゼロデイ脆弱性を修正