SonicWall製VPNクライアント「NetExtender」に複数脆弱性
SonicWallが提供するVPNクライアント「NetExtender for Windows」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。
あわせて3件の脆弱性が明らかになったとして、現地時間2025年4月9日にセキュリティアドバイザリを公開した。重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」としている。
「CVE-2025-23008」は権限管理の不備に起因し、低権限のユーザーがアクセス権限を持たない設定ファイルを変更できるようになる脆弱性。
シンボリックリンクの処理に問題があり、不正なファイルパス操作が可能となる「CVE-2025-23010」や、ローカル環境においてファイルを削除できる「CVE-2025-23009」が明らかとなっている。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは、「CVE-2025-23008」が「7.2」、「CVE-2025-23010」が「6.5」、「CVE-2025-23009」が「5.9」と続く。
Windows版の「NetExtender 10.3.1」および以前のバージョンに影響があるとし、同社は「同10.3.2」以降へアップデートするよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/04/10 )
ツイート
PR
関連記事
悪用確認された「WinRAR」「Windows」の脆弱性に注意喚起 - 米当局
エンドポイント管理製品「Ivanti EPM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Adobe ColdFusion」に緊急性高い脆弱性 - 早急に対応を
「Firefox 146」がリリース - 権限昇格やUAFなど脆弱性13件を解消
複数Fortinet製品に認証回避の深刻な脆弱性 - 影響確認と対策を
MS、2025年最後の月例パッチ - ゼロデイ含む脆弱性56件に対処
「Array AG」狙う攻撃、関連する複数IPアドレスを公開 - IPA
Ruby向けSAML認証ライブラリに深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
